【Vol.62】桐朋との繋がり -47期 大隅康平さん 後編-
インタビュアー:桐朋初等部同窓会 会長 髙田紀世(以下、髙田)
大隅康平さんとのインタビューの後編です。
前回のインタビュー<前編>はこちら

髙田:
大隅さんにとって、美ら桐朋の魅力は何ですか。
大隅さん:
そうですね。桐朋っていう名前ですけれど、園田エイサーを踊りたい方が外部から参加できる、園田エイサーが好きだったら誰でも楽しめるような団体というところが魅力だと思います。今では新宿エイサー等の様々なイベントに出させていただき、そこで興味を持ってもいただいた方や他の団体でエイサーを踊っていて、園田エイサーを踊りたくて参加されている方もいらっしゃいます。
髙田:
私も先生たちからエイサーの中でも園田エイサーで特別なんだよ。というのをよく聞いていました。
でも、その特別感が私たちにはわからなくて。
大隅さん:
特別だと思います。7月にあった新宿エイサー祭りで演舞した時、美ら桐朋が演舞した動画がYouTubeに上がったり、写真もXに上がるんです。それを見て、沖縄から東京に来られている方々は、我々の演舞をみて「これがエイサーだよね」言ってくれます。そういう言葉をもらうと、園田青年会のエイサーは沖縄でも伝統的なエイサーなんだなと感じます。
髙田:
沖縄に行っても園田エイサーは特別なんですか。
大隅さん:
沖縄に行っても特別だと思います。市川先生に聞いたところ、沖縄市はエイサーの町といわれるくらいエイサーが盛んで、エイサーの青年会が数多くある中で園田青年会は代表的な青年会のようです。沖縄で園田青年会は誰でも知っている青年会とのことです。
髙田:
いろんなエイサーがあるけれど何が違うのですかね?
大隅さん:
阿波踊りや七頭舞もそうですけれども、園田青年会のエイサーも一緒で迫力とか魅力、演舞の仕方が伝統的な感じがします。

髙田:
そうなのですね。
大隅さんは小学生の時は教えてもらう立場で、だんだん上になって、これからみんなに伝えていく立場になってきたというところでしょうか?
大隅さん:
そうですね。 今は小学校5年生から参加してくださり中学生になった子達に、大太鼓を教えたりとか、締め太鼓も教えたりしています。教える立場になってきたので、そろそろ大太鼓引退した方がいいのかなとか考えてしまう時もあります。若い世代にはずっと続けてほしいという気持ちが強いですが、他に集中して取り組みたいことが見つかると離れてしまいます。仕方ないと思いますが、寂しくも思います。今後も美ら桐朋を続けてもらいたいと思っていますので、大学生や社会人になった後輩には、来られる時に来てくれればいいから、いつでも大歓迎と話しています。そのかいあって、この間も新宿エイサーに参加してくれました。声をかけたら参加してくれることはかなり嬉しいですし、これからは美ら桐朋の参加人数を増やしていかなきゃいけない、存続に向けた行動をしていかなければいけないと思っています。
髙田:
10年ほど前は美ら桐朋は人数も多く活動も盛んであったイメージがありましたが、コロナ禍で運動会も開催されず
子どもたちにエイサーの魅力をうまく伝えることができなかったからでしょうか。今はだいぶ人数が減ってしまいましたね。
大隅さん:
そうですね。新宿エイサーが一年で一番大きいイベントで、その時には結構集まですりますが、集まってもやっぱ40人切っちゃっているので、どんなイベントでも常に40人ぐらい欲しいなと思っています。大人数だと迫力があって、みんなで楽しく踊れるのでもっと人数増やしたいなと思っています。


髙田:
エイサーを運動会で踊っている桐朋っこは、ちょっと離れていても踊って。って言ったらきっと体が覚えてるから踊れますよね。
大隅さん:
桐朋っ子は芯で覚えちゃっているので。曲流せば踊れるみたいな。
なので、今続けてくれている子たちからも誘ってもらって、参加していただくとかできればいいなとは思っています。
髙田:
そうですね。また運動会でやったら、下の学年の子たちが憧れてあれ踊りたいという気持ちが芽生えるといいなと思っています。
古谷先生もまた復帰したので。
大隅さん:
復帰されました!先日の新宿エイサーから復帰していただいて、嬉しかったです。
髙田:
先生が関わってくるとまた変わってくるしね。
大隅さん:
そうですね。
なので、美ら桐朋の参加人数を増やし、これからも活動を続けていけるように考えてかなきゃいけないのが今後課題になっています。
髙田:
ガラッと話題が変わりますが、桐朋教育で今の自分の元になってるなって思うものってありますか。
大隅さん:
元になっていることは、やはり興味を持ったことは最後までやる意志だと思っています。
全てに関わることですが、泥団子を作ったり、虫とかカナヘビとか捕まえて生態観察したりとか、エイサーのように好きなことをずっと続けていくことは興味があって、自分がやりたいとか調べたいとかっていう気持ちがあるからこそやり抜けることだと思っています。
それは桐朋教育から学んだことで、今の自分に繋がっていると思っています。なので、自分が好きだからずっと続けるっていう部分もありますし、仕事も好きなことだからずっとやり続けられるのだと思います。今の時代、色々な情報があるので、すぐに転職してしまうとか、何かのきっかけで続けられなくなったという方も多いと思います。私の中では、それはやりたいことを見つけられていないからだと思っていて、私自身は桐朋教育があったからこそ、続けられる意志を持つことが出来たのかなとは思っています。

髙田:
やりたいことを見つけるポイントってあるんですか。
大隅さん:
少しでも興味を持ったら調べる。 あとやってみる行動力ですかね。
ここ最近はなんかNISAをした方がいいとかっていう話もあったり、株がどうのとか、政治に関しては勉強しなきゃなって大人になってから改めて思い、勉強しました。ただ、元々が文系科目苦手だったので勉強したけど、やっぱりわかんないからいいやみたいな、諦める時とかあるんですね。
なので、まずは自分が一回興味を持ったことを調べたりやってみたりして、それが自分に向いているか、向いてないか、継続できれば自分に向いていることなんだって思っています。セールスをやるきっかけを探した時も昔から車が好きだったなと思い、なぜだろうと考えた時に、父がずっと車が好きでテレビでレースを一緒に見たり、色々な場所に車で連れて行ってくれたことを思い出しました。車が好きという原点に社会人になった時に戻れたからこそ、今自動車業界でずっと自分に合った仕事を見つけられたのだと思います。小さい時に忘れたことでも思い出してやってみたら、これが好きだったんだっていうことを見つけられたかなとは思いますね。なので、もう何でもいいんですよ。 自分が興味を持ったことをとりあえずやってみると、続けば好きなんだっていうことですね。
髙田:
最後になりますが、今の若い桐朋生たちに言葉をお願いします。
大隅さん:
やっぱり興味があることは何でもやってくださいということです。
チャレンジ精神って大事ですし、大人になってもずっとチャレンジし続けなければいけないので、常に自分が好きな事とか、嫌いだけどちょっと見てみようかなっていうのも大事だと思います。これは嫌いだからやめておこうと思ったことでも、違う視点で見たら面白いかもしれない部分が見つかるかもしれません。なので、まずいろんなことをまず見てみる、やってみる。そこから好きなことを見つけていくことが大事かなと思います。
髙田:
面白いお話をありがとうございます。
大隅さんに会いたくなったら、美ら桐朋に来ていただければね。
大隅さん:
そうですね。美らに来ていただければ。
髙田:
皆さんが来てくれることを。
益々美ら桐朋が発展することを応援しています。今日はありがとうございました。
大隅さん:
ありがとうございました。

次回、卒業生のインタビュー記事は<2026年1月1日>に予定しています。
こちらのページでは、先生や卒業生の近況、また桐朋生にとって懐かしい方々を紹介いたします。
桐朋学園初等部同窓会は6,784名(2023年度3月時点)の会員から構成され、卒業生間の親睦と母校への貢献を目的に活発な活動をおこなっています。
卒業後も桐朋の教えをもつ仲間として、深い繋がりをもっていることが桐朋学園初等部同窓会の特徴です。
同期生同士の横の繋がりだけでなく、クラブ活動や課外活動等によって形成された先輩・後輩の縦の繋がりは、社会人になってからも大きな心の支えとなり、様々な場面で活かされ、その関係は一生のものとなっています。
「桐朋との繋がり」をきっかけに、更なる同窓生の交流が深まるよう、これから繋がりの深い方々を紹介していきます。

