【Vol.17】桐朋との繋がり -校医 五島幸生 先生-

ゲスト    :校医 五島幸生 先生(以下、五島先生)
インタビュアー:桐朋学園初等部同窓会 会長 坂口佐代子 (以下、坂口)

 


坂口:
本日はお時間を頂きましてありがとうございます。

五島先生:
ありがとうございます。

坂口:
最初の質問です。桐朋学園との繋がりですがどのようなきっかけがあったのでしょうか

五島先生:
きっかけというのは入学したということでよろしかったでしょうか?

坂口:
そうですね。よろしくお願いいたします。

五島先生:
小学校は、私の姉が3年上におりまして、私は本来、晃華学園に父が入れる予定だったらしいんですけれども、そういった経緯で姉がお世話になってたもんですから、その流れで桐朋の方にお世話になることになりました。

父は桐朋小学校の方が良いと思ったのか、当時は難しい試験も無かったので、こんな頭でも入れたんですね(笑)
そんな訳で桐朋小学校にお世話になることになりまして、入学が昭和34年ですかね。
ついこの間だったように思っていたんですが、早や半世紀経ってしまっていますね(笑)
一応そんなことがきっかけで、桐朋にお世話になることになりました。

坂口:
当時、お父様も校医だったんですよね。

五島先生:
そうなんですよ。父も校医だったんですけど、
その当時、はっきりとした校医制というのは無かったようですが、
生江先生と親しくして頂いていたようで、お手伝いさせて頂いていたということのようです。

坂口:
そうなんですね。
続いての質問ですが、五島先生にとって桐朋への想いをお聞かせ頂けますでしょうか。

五島先生:
当時は自分が通っていた頃はよくわかっていなかったのですが、やっぱり卒業してから気付いたことがありまして、なんか桐朋っていう一言で皆が集まれる、そのような雰囲気を持った非常に良い学校だなっていう風につくづく最近想っていますね。
本当に小学校の頃の想い出というのは記憶の彼方にあるのですが、
中高を通して、一貫で学ぶことができて本当に今から思えば、あの時期が無ければ、今の自分は無いなと思っておりますね。本当に素晴らしい学校だと今でも思っています。

子どもたちもお世話になっておりまして、
自制を重んじて個性を伸ばしてくれる。という教育方針に感銘しております。

坂口:
ありがとうございます。
そうしましたら、お孫さんがお生れになっても、桐朋小学校ですね(笑)

五島先生:
そうですね(笑)
今は試験が難しいから入れるかな(笑)

坂口:
最後の質問になります。
既に社会で活躍していたり、これから活躍される桐朋っ子に向けてメッセージをお願いします。

五島先生:
色んな素晴らしい先輩方がいる中で、やはり小学校時代に教わった”個性を活かし、自主性を重んじてくれる”という教育の中で、和気あいあいとした友達がいっぱいできる。
そういった環境の中でこそ、伸び伸びとした発想が生まれるのではないかなと私は思っています。ですから、小学校の皆さんは特によく学び、そしてよく遊び。その中で大きな夢を持って、小学校生活を送って頂けたらと思っています。

坂口:
素敵なお話をありがとうございます。
今も年に何回かは小学校にいらっしゃるのですか?

五島先生:
今はね、小学校に関しては年に数回行っていますよ。
健診や相談事などで行っていますね。色々と大変ですけどね、当時と比べて現代はまた違った問題もありますからね。先生達も一生懸命頑張っていますからね。
私にできることをしっかりと貢献していきたいですね。

次回は15期手塚友恵さんにインタビューをして、色々なお話をお伺いしたいと思います。
次回の掲載は<2019年6月27日>に予定しています。

こちらのページでは、先生や卒業生の近況、また桐朋生にとって懐かしい方々を紹介いたします。
桐朋学園初等部同窓会は6,094名(2017年度3月時点)の会員から構成され、卒業生間の親睦と母校への貢献を目的に活発な活動をおこなっています。
卒業後も桐朋の教えをもつ仲間として、深い繋がりをもっていることが桐朋学園初等部同窓会の特徴です。

同期生同士の横の繋がりだけでなく、クラブ活動や課外活動等によって形成された先輩・後輩の縦の繋がりは、社会人になってからも大きな心の支えとなり、様々な場面で活かされ、その関係は一生のものとなっています。

「桐朋との繋がり」をきっかけに、更なる同窓生の交流が深まるよう、これから繋がりの深い方々を紹介していきます。